衆議院議員総選挙の結果が出て、今回は自民公明の与党側が過半数を割る結果となった。
自民が議席を減らした分、受け皿となった立憲民主党。
そして現役世代に訴えかけて躍進した国民民主党。
れいわ新選組、参政党、日本保守党など少数や新しい政党も議席は伸ばす結果となった。
維新は関西圏で躍進したように「税金の無駄を削ってきた実績」を強みとして打ち出せばもっと伸ばせたんじゃないのかな?と思うけれど、議席を減らしてしまう結果に。
兵庫県知事の話でネガティブキャンペーンを相当打たれていたから、関西圏のテレビを見ている人以外には相当印象が悪かったというのはあったのでは。
自民党の石破茂総裁が「顔が怖い」というのをよくご自身でもネタにされているが、筆者的にはそうかな…?と疑問に思っていた。
しかし、選挙結果が出た時の顔は怖かったわ笑
選挙中だから仕方ないけれど、日焼けしてなのか悲愴感からなのか、土みたいな色になってたしw
仏頂面になってるときは確かに怖い顔しているみたいだね。
今回の選挙戦も東京都知事選同様に隙間時間でちまちまいろいろ調べていた。
演説聞きにいくほど熱くはなれなかったけど。
的が大きいと調べるのが大変なので、恥ずかしながらちょっとめんどくさい気持ちが出てしまった。
気になったのは、自民党の代わりに立憲民主党を選ぶ人が多かったこと。
消費税減税を訴える政党が多い中で、あえてそれを訴えない立憲民主党を選ぶということは、民意は消費税減税を望んでいないということになる。
えー。
筆者の考え方としては、保育や介護、少子化や貧困、年金など足りていないなら少しずつ税金上げてもらってももちろん構わない。必要なことには相互扶助でお金出しますよ。
ただし、今ってそれに使われていないよね?
あなたのおなかのぜい肉やあなたの親族の洋服代になるために税金は納めません。
この人にお金わたすと行き道で競馬に寄ってすってきちゃうってわかってて、財布預けないよね?
それと一緒で違うことでお金すっちゃう人に財布はもちろん預けないわけだ。
今まで、「どうせどの政党でも裏金あるしね。」とか、「政治はお金がかかるもんなんだからちょっとくらい。」と思っていたけど、冷静に考えたらとんでもないことだな笑
かといって、裏金裏金裏金ばっかり糾弾して政策が大して変わらない政党に投票はしたくない。
というか、そこに投票するってことは民意としては今の政策が良いと思ってるってことか。
…ほぅ。
そして、小選挙区制度がかなり気になっている。
前からちょっと思っていたけど、この選挙制度って本当に平等なのだろうか…。
テレビで各地の速報を見ていて改めて感じたのは、地方になると立候補者が少なすぎる。
自民党と立憲民主党が1名ずつの計2名しか立候補していない地域がチラホラあるのだ。
3人立っていたとしても自民党・立憲民主党・共産党…。
おいおい、選択肢なさすぎだろう。
隣の町に行けば選択肢がたくさんあるのに、自分の選挙区が2択とかだったら絶対に不平等だよね。
小選挙区制になってから投票率は下がっているそうだが、そりゃ下がるわ。
投票したい人いないもの。
マシな方に投票しろというけど、どちらも絶対に嫌な場合は白票投じるしか選択肢がない。ただ、それではどちらかが当選してしまうので、結局のところ党員をたくさん抱えている巨大政党に偏ってしまうわけだ。
それだから、自民党か立憲民主党かという話になってしまうわけか。
えー…。
昔は「おらが村の…」というのがあったのかもしれないけど、今どきはそれも薄れているだろうし、都会の方だと選挙区鞍替えみたいなのもよくあるので小選挙区にしなくていいのではないだろうか。
中選挙区制にして、せめて候補者は最低5名は立つような区切りにしてほしいと思う。
選択肢がないのは絶対に不平等。
そして、比例選挙についても疑問に感じた。
今回目標としていた21議席を超える議席を獲得した国民民主党だが、どうやら比例で3議席ほどを立候補者不足で逃してしまったとか。
逃してしまった議席は次点として自民党と立憲民主党の候補者に割り当てられた。
おいおい。
国民民主党に入れた人からしたら、自民と立憲に入れたくないから国民民主党に入れたのだろうに。
この地域の有権者は憤慨しているのでは…?
今どき全国どこにいてもネットで情報も得られる時代なんだし、国政選挙なんだから、小選挙区も比例も変にブロック細かく区切るのやめたらよいのではないだろうか。
上京している筆者としては、今すんでいる場所なんて「おらが村」ではないので、小選挙区制の良さがいまいち理解できていない。
例えば九州の候補者でも「この人の政策・訴えに賛成!この人に国政をお任せした。応援したい。」と思ったら投票したい。
九州の政治ではなくて、国政の話なのだから。
おらが村から国会議員が出たら新幹線の駅を誘致してもらえるとかそういう判断基準の人ってもう少数なのではと思っている。
筆者の地元広島でいうと、岸田文雄元総理だって広島出身でもなければ広島で育ったわけでもないしw
国民民主党の獲得した議席は国民民主党の中の候補者で獲得するのが正しいと思った。
そうしないと、自民党や立憲民主党といった既存の大きな政党が強いに決まっている。
(そうなってほしい人たちが作った制度だからか…?)
今の国はだめだ!変えたい!と思っても変えられないブロッカーは本当に良くない。
ネット選挙も反対している人が多いが、そんなにやばいことなのだろうか…?
今なんて身元確認なしで投票できるし、投票所入場券は郵送で届くが誰しものポストに必ず鍵がついていて絶対に盗まれないような環境にもなっていない。
投票率が50%程度ということは、半分の人は投票所入場券が届いていなくても気づかないor問合せしないといえる。
それであれば、セキュリティーや身元確認がきちんとできるネット環境を整備した方がマシなのでは…?(もちろん今の投票所に行くというやり方もなくさずに。)
不正選挙を叫んでいる人も多い印象だが、今のやり方が不正選挙を防げていてネット投票は無理という意味がいまいちわからない。
誰かわかりやすい図解あげてくれ…。
最後に、若者の投票率。
若者の投票率が低いとざっくり捉えていたが、この年代別投票率の母数って…世代別人口ってことか?
となると、少子高齢化の日本においてはお年寄りと若者の投票率が同じになったとしても、総数でお年寄りが多いってことだよね…?
…泣
もう、全員選挙に行こう…。
(トップ画像はNIKKEI 衆議院選挙2024より)
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