踊る大捜査線、敗れざる者

日常の雑談

昨日は踊る大捜査線 THE MOVIEが放映されていたらしい。
情報を知らなくて見ていないけど。

この映画は劇場に家族で見に行ったが、小泉今日子こわかったなぁ…。
小泉今日子を認識したのはこの映画が初めてだったので、まさか昔人気アイドルだったとは想像もつかなかった…笑


ただ、たまたま昨日TVerを開いて踊る大捜査線のドラマが全話見れることに気が付いたので、見ていたw

なぜだかわからないが、
久しぶりに踊る大捜査線とか見たいなー。TVerの一挙放送とかで見れないかなーと思っていた矢先だった。

このドラマは、いわゆるよくある刑事モノみたいに
霊能力者の如く勘の鋭い天才刑事が出てきて華麗に事件を解決するわけでもなく、かっこいい派手でアクロバティックな銃撃戦があるわけでもなく、犯人が犯行に至るまでの辛い過去や生い立ちがあるわけでもなく、
サラリーマンの日常を切り取ったドラマなのである。

このドラマは1997年のドラマで筆者は小学生だった。
両親が仕事から帰ってきたらこのドラマを家族みんなで見て、その後はタモリのバラエティ番組を見て寝る。
毎週火曜日がとても楽しみだった。

今でも親とは「火曜日がとても楽しみだったね」と話すくらい印象深い。


昔のドラマは展開が早くて見やすい。
ネットフリックスとかのドラマ(特に海外ドラマ)はどう次のシーズンまで引っ張るかという展開が多いので、長くてしょうがない。

答え合わせがすぐにできるので見ていても飽きない。

警察官、刑事といえど実情はサラリーマン。
やりたい仕事はやらせてもらえないし、間違っていると思っても上から言われることに従わなきゃいけないし、毎日刺激的なわけでもない。(その方が平和で何よりだが。)

主人公の青島だけでなく、中間管理職キャリア組の室井も視聴者に刺さった。

現場からはどうせキャリア組はと嫌われるし、上からは出世したいなら組織になじめと曲がったことも強制されるし、ライバルからは田舎モンのくせにとかドコドコ大出身のくせにとか馬鹿にされるし、周りで働く仲間からは偉そうにどうせ出世したいだけだろと嫉まれて協力してもらえない。

…胃に穴開くわw


このドラマを大人になって改めて見ると、
大人には共感するポイントがふんだんに盛り込まれていて、誰か自分を投影してしまうキャラクターや職場で見たことあるキャラクターがたくさんいるんじゃないだろうか。

そして、見た後は「明日からも仕事、まぁ頑張るか。」とゆるーく気力が湧いてくる。

モーレツに「明日からバリバリやるぞ!」「出世目指すぞ!」という感じではなく、
あくまでゆるーく「ま、頑張るか。」と思える感じがちょうどいい。


筆者が「男に負けない、男と肩を並べて働ける女になるんだ!」と潜在的に昔から意識があったのは、恐らくこのドラマの恩田すみれが好きだったからだと思う。

あと、この時の深津絵里の髪型からなのか
黒髪のワンレンボブは気の強い女というイメージも何となくずっとある笑

全身黒多めの服装好きだけど。


あとこのドラマが筆者に与えた影響といえば「現場主義」。
現場が一番大変、現場を大切にしない組織は上手くいかない、
という今の仕事に対するスタンスに繋がっている。


映画はシリーズ化し、スピンオフドラマや映画は多い。
ただ、本編のドラマ自体にシーズン2的な続編は存在しない。

今回の踊る大捜査線一挙放送とTHE MOVIEの放映は、今度映画化される敗れざる者(室井慎次:柳葉敏郎)の宣伝だろう。

かつて視聴率男と言われた織田裕二。
なんだか、この踊る大捜査線以降は影が薄くなっていったけど、筆者は今でも織田裕二は好きだ。

ラストクリスマス、冗談じゃない!、IQ246、SUITS、シッコウなど。
色々言われていたけど、織田裕二の独特の感じ好きだけどな。

ごちゃごちゃ口うるさくて踊るシリーズからは外されたとか言われていたけど、
筆者はもう青島俊作は描かないのが正解だと思っている。
筆者の思う青島は出世していても、していなくても、なんだかどれをとってもたぶんガッカリする気がするから。
青島はこのドラマシリーズのなかまでの青島でいてほしい。
(青島俊作も係長、警部補と出世はしているらしいが、見ていないか覚えていない笑)


そして、今更また室井慎次を描くのも正解だと思う。
ドラマシリーズ当時に青島に共感していたサラリーマンたちも、今の年齢から考えるとそれなりに出世したりして中間管理職の辛さをよくわかっている人が主なターゲットになるんじゃないだろうか。

そう考えると、熱血漢でドラマの中では夢のある主人公的キャラよりも、室井さんの方が共感が得られるだろう。

あんまり刑事モノっぽくなりすぎると踊る大捜査線の当初のコンセプトとは違ってきてしまうが、まぁ別物としてみれば面白いんだろうな。
それこそ、主なターゲット層はもう引退間近か引退済みかくらいの年齢だから、今更サラリーマン描かれるよりもスカッとする刑事モノの方が面白いかも。

主人公となる室井さんも警察を辞めて田舎に帰っている設定らしいし。


踊る大捜査線のドラマの話に戻すと、
最後の2話では警察官の厳しさというか危険さみたいなものが描かれているところも良い。

普段はおちゃらけているキャラクター達も、警察官として実は常に命を懸けて闘わなければいけない立場にある職業ということを思い出させる話だった。

まだ最終話が更新されていないから結末見れていないけれど、まったく覚えていないので楽しみにしておこう笑


まぁ、それにしても織田裕二はお顔が可愛らしいこと。
当時小学生だった筆者は、俳優さんがかっこいいとか顔をみて男の人を意識するということがまだ概念として存在しない年齢だったのでわからなかった。

ただ、今見ると

はー、この無邪気な笑顔とイケメンなのにちょっと情けなさのある感じが世の女性たちのハートを掴んでいたのね

と納得。


そういえば、お仕事ドラマってこうしていろいろな世代の人との関りがあるから面白いと思うんだけど、最近のドラマって同年代の人との絡みばっかりじゃない?
スタートアップ企業とかが描かれる場合が多いから?
それとも私が見ているドラマが偏ってるかしら?w


明日からもちょっとだけ仕事が頑張れそうになった今日であった。

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