筆者は偏った歴史好き。古代が好き。
というより神話が好き。
古ければ古いほどロマンを感じる。
宗教哲学は歴史を好きになる前から好き。
単一民族国家とは人口の95%以上が同じ民族の国家のことらしい。今の日本はもうそうではないかな?
ゴールデンカムイで出てくるアイヌ民族は少数民族。
アイヌ語で小さい文字で書くラリルレロは、前にくる音と同じ母音のものを書く。
発音はすべてrになるとか。
※何かの動画で見ただけなので、掘るともっと深いんだろうけど。
日本人となっていたアイヌの人々は第二次世界大戦で樺太などの北方の地を追われてしまったということになるのかな。
北海道に旅行に行ったのはゴールデンカムイの聖地巡礼が目的ではなかったのだけれど、夫がゴールデンカムイ好きなので関連した場所に行ければなと思っていくつか巡った。
初日、羽田からAirDoに乗って札幌までひとっ飛び。
と思いきや、整備が終わらないとかの理由で欠航w
4時間空港で待って振替便に乗れた。
札幌駅前にあった変なポスト。
ついたのがもう夜なので札幌をサラッと観光。
ガッカリする観光名所として上位にランクインしがちな札幌時計台。
筆者はとてもきれいなところでいいと思った。
ガッカリした人はロンドンの時計塔(ビッグ・ベン)をもしかして思い描いていたとか?
夜の方が綺麗でちょうどよかったかもしれない。
この後もあの有名なすすきののニッカの看板は見てきた。
夫はすすきのでお寿司を堪能していたが、筆者は体調悪く食べそびれた。
すすきのって海鮮なのかな?ジンギスカンにした方がよかっただろうか。
飛行機が遅れたのでジンギスカンは食べそびれた。
この日はプリンスホテルに宿泊。
翌朝、ロビーで「写真撮影やサインを求める行為は…」みたいなことが書いてあったので有名人でもきているのかなと不思議に思ったが、その後に乗ったタクシーの運転手さんいわく、ちょうどその日は野球の試合でライオンズの選手が泊まっていたとか。
うーん、筆者はライオンズの選手はわからない。
そもそも野球選手ですれ違ってわかるのは、大谷翔平とカープの菊池くらいかもしれない…。
その後は札幌市円山動物園へ。
なぜか円山動物園といえば象のイメージがあったが、今のスター選手はこのシロクマのようだった。
ちょうど水槽の中のトンネルを通っているときに水遊びを始めてくれて、間近でよく見ることができた。
どこからともなく人がワーッと沸いてきて、トンネル内は人でいっぱいになった。
このシロクマの真隣の水槽はアザラシのプールになっていて、まだ体の小さな赤ちゃんアザラシが泳いでいて可愛かった。
ただ、シロクマの真横がアザラシか…。
シロクマは餌を目の前にして、透明の水槽板で手が出せないのが歯がゆいのではないかしら?笑
その後はとなりにある北海道神宮にもお参り。
そこから小樽へ移動。
小樽駅は風情があって面白かった。
石原裕次郎氏が育った町だとか。
意外だったのは、この石原裕次郎と一緒に写真を撮っているのがなぜか外国人観光客ばかりだったこと。ズラッとというほどではないが、2-3組くらい順番に並んで写真を撮っていた。
今さら海外で人気なのか…?
観光客魂で意味も分からずとりあえず写真を撮るw
昼食は夫が探したスープカレーのお店、スープカレーダルオさん。
めちゃくちゃおいしかった。
14:00くらいだったがギリギリランチ時間に間に合った。
テイクアウトもやっておられた。
ホテルに向かう途中で見つけた旧国鉄手宮線跡地。
歩いているだけでなんだかトトロの世界に迷い込んだような気持ちになれてワクワクした。
小樽はとても風情ある街並み。比較的富裕層の住む町だったので立派な建物だらけ。
美術館が乱立しているような場所だった。
これらの美術館はすべて閉まるのが16時くらいと早いので、さすがに半日もなしですべて回りきるのは不可能。
小さな町だがたっぷり回りたい方は2日間くらいは日程を置いておくのをお勧めする。
ホテルはアンワインドホテルアンドバ-小樽さんへ宿泊。
昭和6年に北海道で初めての外国人専用ホテルとして建築されたホテルの建物を改築しているそう。
こちらもとても風情のある立派なホテルで最高に楽しめた。
部屋自体はこじんまりしているお部屋だが、新しくてきれいでおしゃれだった。
美術館の閉館時間でも述べたが、小樽は町全体が眠りにつくのが早い。
夕食をとろうと出かけたものの、夜遅くなりすぎてしまってどこも開いていない。
ふらふらと観光もかねて歩き回っていると、小樽運河にはクルーズの列ができていた。
色々と歩き回ったが開いているお店が近くで全く見つからず、結局近くのファミマでお弁当を買って帰った。
北海道気分を少しでも味わいたいので、北海道味噌味のカップラーメンを買ったw
翌日も少しだけ小樽の町を堪能。
アシリパさんの衣装のモデルとなったものがあるという小樽市総合博物館運河館へ行ったり、大正硝子本店(旧名取高三郎商店)さんへ行ってみたり。
ガラス細工がかわいくてイヤリングを購入。
ただ、このイヤリング、
東京へ飛行機で到着した時点で片方なくしてしまっていた…。
小樽はガラス細工だらけ。ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)はとても美しかった。
土方歳三が襲撃した銀行(旧百十三銀行)にも行ってみた。
現在はガラス細工などの雑貨を扱う小樽浪漫館となっている。
このあたりのHPに紹介されているところはだいたい巡ったw
そして、そこからてくてく歩いて小樽市総合博物館 本館にも行ってきた。
面白かったのは総合博物館のすぐ近くにあり、100円で入れる手宮洞窟保存館 。
4〜5世紀頃に北海道に暮らしていた続縄文文化の人が、石斧などによって刻んだ刻印が保存されている。
そうそうそう。
筆者は明治時代くらいの浅い時代ではワクワクしないので、こういうの待ってました。
そして、たっぷり小樽市中心部を堪能した後は北海道に飛んできた主目的の地。
おたる水族館へ。
とはいえ、大阪海遊館からお引越ししたアイドルアザラシ ワモンアザラシのミゾレについてはまたいつか書こう。長くなるので。
おたる水族館は小高い丘の上にある。
見晴らしがとてもよかった。
おばあちゃんアザラシ。
海獣公園といって、アザラシやトドなどが海に隣接するスペースで自然に近い暮らしをしている。
手を伸ばすと触れるような位置にアザラシがいて驚いた。
こんなに近くで動物を感じられる場所はなかなかない。
サファリとかを歩いたこともあるが、怖くてあまり近くに寄ってみたりはしなかったので、人生で一番近くにオリの向こう側にいる動物を感じたきがする。
この日はおたる水族館よりももっと登った丘のてっぺんにあるホテルノイシュロス小樽さんへ宿泊。
送迎をお願いしていなかったので、自力で登ったが…
めちゃくちゃキツかったw
途中であきらめようと思ったwww
とはいえ、ついてみると来てよかったと思える一流ホテルだった。
ぜーはー言っている夫と私を見て、フロントの方が「部屋の水は冷えていないので。」ということで冷えたペットボトルの水を1本ずつ追加でくださった。
客室露天風呂付でゆっくりくつろげた。
夕食はホテルのレストランで食べたが、これまたきちんとしたレストランで
発表会か何かなのかオペラでも見に行くような格好のファミリーの近くにTシャツGパン夫婦で少し恥ずかしかった笑
やってみたかったルームサービスも頼んでみたが、カレーが完全に高級レストランのやつですごくおいしかった。肉が口の中で溶けるとはこのこと。
6階に展望デッキがあるのだが、そこは残念ながら現在閉鎖中。
小樽中心部で声をかけてきた地元のおじさんに「どこに泊るの?ノイシュロス?あの展望台の。」といきなり言われたので、結構有名なところなのだろうか。
おたる水族館からホテルに上がる道のわきに小樽祝津パノラマ展望台とやらがあって、海の絶景を見ることができた。
夕日が沈む様子はとても美しかった。
翌日もおたる水族館へGO。
セイウチの食事シーンにちょうど出くわしたが、彼ら食事ショーが終わって観客がいなくなった後に口なのかお腹なのかにたっぷり入れてあった魚を出しながらゆっくり食べていて面白かった。
北海道から東京へ戻った後はしばらくYoutubeでおたる水族館のセイウチやアザラシの動画を毎日見る日々が続くほど、彼らのことが好きになった。
ワモンアザラシのミゾレにもさよならして空港へ。
夫は最初、ゴールデンカムイであれば五稜郭へ行きたいと言っていたが、函館で小樽とはかけ離れた場所だったので断念。
北海道はでっかいどう(古)なので事前にルートを調べないと大変なことになりそうだ。
そんなこんなで楽しかった人生初の北海道。
ミゾレがいなくなったからもう行かないかもしれないけれど、いい思い出。
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