終戦の日

政治

今日くらいは日本人は戦争のことを考える日であってほしい。

第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争、大東亜戦争など呼び方がたくさんあるが、
第二次世界大戦は日本・ドイツ・イタリアなどの枢軸国陣営と、連合国陣営との間の戦争を指し、
アジア・太平洋戦争、大東亜戦争は日本の戦場(要するに日本が戦った戦争)について指している。
日本人の戦没者数は310万人といわれている。


恐らく日本人なら認知の通りで、真珠湾攻撃から主にアメリカと日本の激戦が始まる。

ただ、この真珠湾攻撃に至る経緯として、アメリカは一刻も早く戦争に参戦したいがために画策していたということまで知っている人はまだまだ少ないのではないだろうか。


なぜこのような話がいろいろと後から暴かれていくのか…と筆者はいささか疑問に思うことがあったのだが、公文書は30年経てば公開されるのが常識だそうだ。
アメリカでは公文書は30年、機密資料は25年で一般公開されるそう。


最近、テレビを見てもめっきり戦争の特集をしなくなったので(正確に言うと極端に減っていると感じる)、残念な気持ちになる。


ニュースでは卓球女子団体銀メダル・個人銅メダルを獲得した早田ひな選手が、日本に帰国したら知覧特攻平和館へ行きたいと発言して話題になっている。

そりゃ、テレビなんて誰も見なくなるわ。
面白くないだけに留まらず、偏向報道、いじめ的報道、大切なことはひたすら隠し、必要なことを発信しないマスコミ。


そんな中、こういった今いうべきことを言ってくれた若きメダリストに心から拍手を送りたい。



と偉そうに書きながら筆者には後悔していることがある。


それは、広島に生まれ育ちながら

そばに戦争を経験した人たちがいたにもかかわらず


戦争や原爆の話を聞いてこなかったことだ。


広島の学生は8月6日は登校日だった。


なんとなく平和学習などが当たり前に子どものころからあったが
きちんと覚えていない。


それに、長崎のことにかんしては全く知りもしない。
長崎に原爆が投下された日はわかるが、時間まで答えられるようになったのは大人になってからだった。


原爆投下で犠牲になった人の人数も最近意識してやっとわかるようになった。


ちなみに、この記事を執筆前に一応簡単にアジア・太平洋戦争についてリサーチしたところ
大変残念なことに「戦争 x者数 ランキング」と出てきた。(あまりにもひどいので伏字。)


話を戻すが、
東京に出てきた10年以上前、8月6日にテレビをつけていると朝から全く原爆の日について触れられていない。

広島であれば当たり前に朝から平和記念式典がLIVE放映されている。

そのニュースではたった1行か2行に満たないかくらいで一言「今日は広島で平和記念式典が開かれました。」と紹介されたくらいだった。


私にとっては大変ショックであった。


原爆の日なんて、日本人なら誰でも知っていて
日本人のみならず、残念ながら世界で唯一、それも民間人を焼きxした核兵器使用の負の歴史を世界中の人が知っているべきだと思っていた。


東京の人には「広島原爆の日?」という人もいたので驚いた。


それから、腹が立った思いと、自分も長崎のことは何も知らなかったことを恥じて
長崎も日時を覚えておこうと思ったのだ。




祖父が亡くなったとき、
お寺の住職さんがおっしゃられていたのは
「●●さんのお話で印象的なのはシベリアの話でしたね。」


私は”その話、そんなにしていた記憶ないけど?”と思った。


筆者の祖父はシベリアで抑留されていた。


幼いころ兄と一緒に1度だけ、地図を広げてどこをどう進んでいったか…のような話を祖父から聞いた記憶がある。
ただ、幼かったせいで理解できていなかったか単純に記憶がなくなったのかわからないが、何の話をしていたかは全く覚えていない。


今、考えるとシベリアの話をしていたのではないだろうかと思う。



私は今更思う。

戦争について教えてほしい、と聞いておけばよかった。



どんな経験だったのか。


経験者の本当の話を聞いておけばよかった。



母はかなりしょっちゅう聞かされていたといっていた。
いつもその話ばっかりだったと少し嫌そうに語っていた。

聞いた話だと、バタバタと倒れていく戦友たちを日本に連れて帰りたいと
体の一部だけを持って、
極寒の中を歩き続けた。

途中、ひどい下痢になってもう死ぬんだと思った。

もうどうせ死ぬなら腹いっぱいになって死にたいと思い、

食事係だった祖父はそこにあった大根をガリガリかじったら








治ったw



とのこと。


さすが、おじいちゃん笑

こんな話もちゃんとオチもってる面白いところが大好きだ。




父方の祖母は被爆者である。

翌日に知り合いを探しに行ったかなんかで被爆してしまったそう。


とはいえ、子どものころの記憶では何かの病気を特別に患っている様子はなく、80いくつまで長生きしたおばあちゃんだった。(最後は病気になって入院していたと思うが、何が要因かはわからない。)


おばあちゃんからも、

戦争や原爆の話、ちっとも聞かなかった。




今更になって、話をきちんと聞いておけばよかったと思うのは
やはり世界的に戦争の危機が近づいてきている気がするからだろうか。



はっきり言って怖い。



日本人はもう戦えやしない。



戦わなくてももうマインドから侵略されているから、ないのか?



残念なきっかけではあるがロシア・ウクライナ戦争あたりから核の脅威が高まり、広島には外国人観光客が増えているとか。広島の平和公園へ訪れてくれる・注目してくれていることはいいことだと思う。

みんな、一度は行ってみてほしい。

筆者は当面行っていないが(怖いので)
そろそろ、もう一度見つめなおした方がいいかなと思っている。


今日くらいは、日本(家族や大切な人)のために
日本の将来を信じて
亡くなっていってしまった御霊に礼を持って過ごしたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました